ひも理論

ひも理論。
ハイゼンベルクに始まる量子力学の系譜を語ろうというのではない。ひも、彼女に養ってもらう男。社会的な敗者であり勝者。

その前に少しカイコ蛾の話がしたい。

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自分の所属している研究室では、実験用にカイコ蛾を飼育している。感想は人それぞれだが、自分はそのフォルムが特別かわいいとも気持ち悪いとも思わない。

しかしある事実を知ってから、その印象が変わり始めた。
カイコ蛾は完全に家畜化されており、餌を探すことすら自発的にはしないという。餌を定期的に供給せねば、死んでしまうというほどに大人しいのだ。

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羽を触っても、お尻をつついても、動かない。されるがまま……かわいい…。この世界に身を投げ出してしまった。こいつは俺がいないと死んでしまう。

さて、ひもであるために、容姿や技術は必須ではない。必要なものは無防備である。

ひもを養うことは圧倒的なデメリットだ。しかし、この島国にはひもが生存する。つまりひもを養う女もいる。さらに1度ひもとつきあった人が、のちに彼氏ができるとそれがまたひもだったという寓話もよく耳にする。この事実は、女性は明らかにデメリットの多いひもを、あえて選んでしまう。そこには確かに謎の引力があるからだ。量子力学におけるひも理論がクォーク間に働く重力を説明するように、このひも理論は女性に働くあの謎の引力を説明する。

ひもになりてぇ……
そう思うなら、全てを捨てる覚悟が必要だ。自らの生存を全て相手によりかかるような無防備。それが女性の母性を謎の引力に変えるのだ。